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パロアルトネットワークス、Box、Splunk、Uber、Zoomは10月にFLEXWORK連合の結成を発表しました。同連合は、業界のリーダー企業を集め、将来あるべき仕事の姿にフォーカスしながら、従業員が主体となって柔軟に働き方を選択できる、従業員を中心とした新たな働き方づくりを精力的にすすめています。
FLEXWORK連合は、物理的な勤務地、従業員教育や能力開発、リーダーシップ、福利厚生などの分野を含め、未来の職場のありかたについて再考するコミュニティで、パンデミック対応にとどまらず、今日の企業のありかたを前進させていくことを目指しています。
パロアルトネットワークスのNikesh Arora会長兼最高経営責任者(CEO)はこう述べています。「COVID-19は私たち全員に即応力を求めてきました。それに、刻々と変わる状況に臨機応変に対応するために組織やヒトがもつべきレジリエンスについても示してきました。COVID-19はまた、職場のどんな部分の変化を早めに起こすことができるかについても浮かび上がらせました。未来の仕事は私たちに臨機応変さを求めるでしょうし、従業員自身の選択や柔軟性にもとづいた働き方へのシフトも求めてくるでしょう。これらについては、誰もが同意するところだと思います」
仕事の未来のためのプレイブック
「ビジネスのどの部分がリモートワークの増加に適応できるか」といった問題から「リモートでの文化育成や仮想オンボーディングへのアプローチ」といった問題にいたるまで、組織は実証済みプロセスもガイダンスとなるデータもない状態で今後の業務形態について再検討しています。
FLEXWORK連合は、価値観や目標を同じくする企業を集めることで、視点やアプローチ、ソリューションを開発し、その結果を共有していきます。
最高人材活用責任者とエグゼクティブリーダーシップが中心となって推進する同連合は、ケーススタディの作成によって知見を共有し、最終的には業界のプレイブックをつくることで、ビジネスリーダーの皆さんがこの状況下でうまく舵を取って従業員に寄り添う安全・生産的・包括的な職場育成ができるようにしていくことを目指しています。参加企業が開発済みのケーススタディは次のとおりです。
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- パロアルトネットワークス: 従業員教育を再考し、バーチャルなセールスキックオフを提供
- Zoom: オンボーディングのケーススタディ
- Box:バーチャルな企業の従業員教育環境の再考
- Splunk: バーチャルなSplunkternプログラム
Zoomtopiaでは、FLEXWORK連合創設企業の最高人材活用責任者たちが各企業のこれまでの経験や取り組みを共有しました。そして、今後さらに多くの視点が加わることを求めています。FLEXWORK連合の詳細については、こちらからサインアップしてご確認ください。
FLEXWORK連合創設CEOたちからのメッセージ
BOX最高経営責任者兼FLEXWORK連合共同創設者Aaron Levieのコメント「いまの私たちの世界は急速に変化しつつあり、どこからでも仕事ができる状況になっています。ですから企業側も、デジタル化された勤務環境を提供することで物理的な勤務形態と仮想的な勤務形態との間でうまく橋渡ししてやることや、現在の状況がもたらす課題を通じて従業員をサポートすることが、これまでになく重要となってきています。パロアルトネットワークスはじめSplunk、Uber、Zoomなど主要メンバー企業の皆さんと協力しあい、この前例なき時代を乗り越え、柔軟な勤務環境の枠組みをつくりだすことで、従業員が活躍できる場所づくりをしていければと願っています。」
Splunk社長兼CEO兼取締役Doug Merrittのコメント「Splunkは、従業員に発言権のある職場こそ彼らが最善の仕事がなしえる場所だと信じています。ですから私たちは従業員の声に耳を傾け、彼らひとりひとりにとって魅力のある体験のできる環境づくりを続けています。FLEXWORK連合の創設メンバーの一員として、世界中の組織が未来の職場のありかたを学び、作り出していくのに役立つオープンソースコミュニティの開発に取り組んでいけることを、私たちはとてもうれしく思います。」
Uber最高経営責任者Dara Khosrowshahiのコメント「弊社は地域のモビリティや商取引を強化するだけでなく、柔軟な仕事の機会を大規模に提供することで、都市部の活動を取り戻すという重要な役割を果たすことができます。革新的な職場づくりをめざすFLEXWORK連合に創設メンバーの一員として参加し、従業員が仕事で最大の力を発揮できるようにしていけること、コミュニティの安全・安心づくりの支援をしていけることを、私たちは嬉しく思います。」
Zoom最高経営責任者Eric S. Yuanのコメント「未来の仕事では新たなアイディアを試してみる柔軟性や開放性がこれまで以上に求められるでしょう。そうすることで、従業員は自身がサポートされており、生産的であると感じられるわけですから。FLEXWORK連合は、ベストプラクティスや知見を共有することにより、企業が安全を優先し、従業員が自らの生活様式や環境に合った方法で勤務できる就労モデルを構築できるようにしていくことでしょう。」